うつの症状を知る【脳内の神経伝達物質のバランスが崩れる】

ウーマン

軽症と判断されたら

カウンセリング

レジリエンスの刺激を

うつ病の治療では最初は症状を回復するために、休養が第一とされています。もちろん、病状に悪影響があると判断される場合には、一時的に休養をとる必要があります。症状の度合いによっては漫然と休まずに少しずつ何ができることに挑戦するなど、当人が持っていた役割を回復していくことが重要という考え方に基づいて休養をとるというのが一般的になってきています。これは一度レールから外れてしまい回復が遅れることで、社会復帰が難しくなりやすいという現代の事情に合わせたものです。医師と当人で話し合いながら無理のない範囲で、職場や学校との接点を持つ方法で治療が行うようになっています。治療法を選択する際には、ストレスを減らすことよりもレジリエンスを刺激することに重きを置くようになっているのが現状です。レジリエンスとは心の自己回復力であり、ストレスを跳ね返す力でもあります。よくなりたい、前向きになりたい気持ちそのものがレジリエンスであり、うつ病の場合この刺激するような治療が行われるのが一般的です。軽症であれば心理教育や指示的精神療法などを中心に行いますが、経過を見ながら薬物療法や認知行動療法と併用することもあります。症状の軽いうつ病の治療では最初に心理療法がおこなわれ、これは当人とその家族が病気に関してよく理解を深めるための教育になります。うつ病の患者は自分がうつ病ではないと考えていて、様々な症状に対して自分は怠け者であると自身を責め立てる傾向にあります。そのため、今置かれている状況が病気のせいであることを認識することから治療をスタートさせるのが一般的です。その上で、様々な治療法が勧められていく流れになります。その際には治る病気であることはもちろんですが、回復までには波があることや、ゆっくりと時間をかけて回復していく病気であることなどの理解も同様に深めていきます。また、今後辿っていく治療過程に関する説明も受けるのが通例です。このように病気に関する知識を入れた後に支持的精神療法がおこなわれます。これは医師が当人の辛い気持ちや体験、誰にも相談することができない悩みなどに耳を傾けて、それに共感しながら受け止めていくという治療です。複雑に絡み合っている問題の整理を行い解決していきます。この2本柱で治療を行う中で、食欲不振や睡眠障害などの症状が認められる場合には、薬物療法が行われ、認知行動療法なども検討されます。